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“店舗紹介専門店”から見る 成功する店舗づくりのポイントは!?
#店舗づくりのポイント2020.04.10
開業するだけでは”成功”とは言えません。順調な運営か?あえなく閉店か?運命の分かれ道。様々なオーナー様を見てきた”店舗紹介専門店”の担当者が成功する店舗づくりのポイントを考えました!
■開業さえすれば、”なんとかなる”と思っていませんか?
ご存じでしょうか?ここ数年、飲食店を開業される個人の方が非常に増えてきました。ですが、開業を果たしたみなさまが同じ結果になるわけではありません。
開業した店舗がすぐに軌道に乗り、順調に運営し、2店舗・3店舗と店舗数を続々と増やす方もいれば、経営がうまくいかずやむなく閉店してしまう方とに分かれてしまいます。
一般的には流行っているお店がみなさまの印象に残るため、殆どすべてのお店がうまくいってい
るようにも見えます。ですが、実際には早々に閉店せざるを得ない状況になってしまう店舗があるのも事実なのです。
「自分の料理なら自信があるし大丈夫。とにかく開業すればなんとかなるだろう」もし簡単に考えているのなら、それはとても危険な賭けかもしれません。■繁盛する店舗と繁盛しない店舗はどう違う?
実際にうまくいっている店舗と駄目な店舗は、いったいどこが違うと思いますか?開業するからには成功したい!繁盛する店舗を目指したい!誰もがそう願うことでしょう。繁盛するにはどうすればいい?何をすれば集客できる?店舗経営がうまくいく確率を高くするためには、何が必要なのか?何に気を配り、どういうポイントに気をつければいいのかをご説明いたします。
①飲食店舗の現況を知りましょう
現在の飲食店舗の状況はどうでしょうか。
SNSの発達により、大手チェーン店・FC店だけでなく個人店舗の開業がますます増えてきました。以前なら、大手企業が多くの費用を投資し、看板やメディアなど様々な広
告を駆使し、そしてそれを見て来店されるお客様が多かったのですが、いまはSNSで簡単
に情報収集が可能になっています。「インスタグラムで見た料理の画像が美味しそう」「ツイッターで紹介されていた店に行ってみたい」「口コミサイトで見た評判の良いお店。ぜひ私も食べてみたい」「Lineからお得なクーポンが届いたから、とりあえず行ってみよう」
など、SNSの影響が効果絶大です。SNSにより大きな店舗だけでなく小さな店舗も簡単に宣伝・集客できるため、より多くの
方々が色々なお店を知ることができるのです。
ですが、大手チェーン店やFC店よりも個人で開業されるオーナー様の方が「早期撤退
の割合が高い」という現状があるのです。それをご存じでしょうか?そして、それはなぜでしょうか?②早期撤退の割合が高い理由は?
独立して開業しようとする人たちは、どんな方たちでしょう?
有名店出身の方、海外から来られる方、全くの別業種を営んでいた方、色々な方がいらっしゃいます。本当に背景は人さまざまです。そういう様々な背景を持つ個人の方々が早期
撤退に追い込まれる割合が高い理由はなぜか?
一言で表すと「準備不足」と言えるでしょう。
うまくいかないケースのほとんどは準備不足によるところが多いのです。
では、なぜ準備不足は起こるのでしょうか?
◎おいしい料理を作ることができるのに…。
◎価格はそれほど高くないし、他店と比べても妥当な金額設定なのに…。
など、これらは当然誰もが考えることであり、このことが大前提ではあります。ですが、ここでいう「準備」というのは上記のようなことではありません。全く別の事になります。マーケティング・リサーチが不足している
これが何よりも大きな要因です。
独立される方々は料理に関しては自信を持っておられます。そして、お客様に喜ばれるイメージも持っておられます。ですが、それ以外の準備面があまりできていないのです。
飲食業界で職人として働いていれば料理に関しては当然プロですが、経営やその他に関しては「素人」と言えるでしょう。学ぶ場面も少なく、独学であったり、イメージで進めなけ
ればならないのが現状です。
そのため「開店はしたけれど思っていた通りにならない」という予想外の状況に陥るのです。そして、これは仕方のないこととも言えます。■具体的には何を準備(構想)すればいい?
ここからは、お客様が何を準備すればよいのか、どんな調査をしておけばよいのかを順にご紹介いたします。
◎ターゲット(顧客層・年齢・単価など)を設定する
◎立地を選ぶ
◎集客数を想定する
◎今後の展開、2店舗目・フランチャイズを考える上記は、少なくとも最初の段階で重要になる部分です。おろそかにしてはいけません。
自分の店舗の”売り”はどこなのか?お客様に自信を持っておすすめできる部分を決めましょう。顧客になってほしい、なり得るターゲット層はどんな人たちなのか?
そしてどの立地を選べば想定したターゲット層を集客することができるのか?それらを考え、想定していきましょう。例えば
◎富裕層を狙いたい。店舗は高級感あふれる雰囲気で、席はカウンターと個室のみ。
◎大衆居酒屋で客単価を安く抑えたい。
会社帰りのサラリーマンが気軽に立ち寄れる親しみやすい店舗にしたい。
◎20代から40代の働く女性をターゲットにしたい。ランチ営業をメインにしたい。
ターゲットを設定できれば、自ずと次の段階を決めやすくなります。
ターゲット層を集客しやすい場所はどこだろうか?
◎ビジネス街がいいのか、もしくはマンション群や住宅街を選ぶべきか。
◎マンション群、住宅街であれば、どのあたりにどういった顧客がいるだろうか?(ターゲットとなる年齢層や年収層がいるかどうかなど)立地が決まれば、さらに思考を掘り下げていきましょう。
◎人の流れは当然として、自店舗に来ていただいたそのあとは?
◎2軒目に行かれる方をターゲットにするのか?それとも1軒目だけで終わる方がターゲットなのか?
これだけでも想定すべき立地は変わってきます。価格帯を抑えて団体・ファミリー層を想定する場合と、カップルで来られるお客様や1軒目の接待で使うお客様を想定する場合では、全く変わってきます。
カップルや接待のお客様を想定しているにもかかわらず、”駅から遠い立地”では集客が難しくなります。また、2軒目に行かれるお客様を想定していても、行きづらい場所に出店しては集客が困
難になります。
◎2軒目に行きやすい動線のエリアを選ぶ。
◎駅が使いやすい、もしくはタクシーで動きやすい場所を選ぶ。
など、想定できる様々なことを考慮して立地を選ぶべきです。さらに集客数・単価なども考えてみてください。そして、今後の見通しとして「2店舗目を考えたい」、「FC化したい」などの考えはありますか?
それらでも選ぶ立地は変わってきます。例えば多店舗化は考えておらず、1店舗だけを経営したいのであれば、お客様のゆかりのある場所や、ライバル店の少ない駅周辺などを選ぶのも良いでしょう。多店舗化を考えているのであればインフルエンサーや口コミなどで集客が見通せる場所を優先的に考える方が効率的です。なぜなら2店舗目を出すときにスタートがぐっとしやすくなるからです。
その他に準備することとして、
◎内装の準備
◎広告・宣伝の方法を決める
などがあります。■ターゲット層や立地を決め、店舗づくりの今後の展開を考える
これらの要素をクリアしていけば、内装や広告・宣伝の方法なども決まってくるでしょう。これら一つ一つがすべて店舗づくりには関連しています。どこかひとつでも準備が薄くなってしま
うと、すべてに影響し、そして失敗に結びついてしまうのです。「準備不足」にならないよう、しっかりマーケティング・リサーチを行ってください。
大手チェーン店やFC店などが早期撤退に追い込まれる割合が低いのは、ここまで説明してきたよ
うなマーケティング・リサーチが十分に行われているからです。大手企業にはこれまでの経験やそういったことを調査する事業部があるため、「準備不足になる」
という問題が最初からクリアできているのです。■「成功する店舗づくり」のまとめとして
まずは、当社のような店舗専門の不動産業者に相談してください。個人で開業を目指していて何から始めればいいのかわからない方、
開業することに自信はあるけれど少しだけ悩んでいる方…。開業に不安を感じている方。みなさま、ぜひ店舗専門の不動産業者に相談してみましょう。自分なりに考える開業イメージを不動産業者に伝えてみてください。
大事なのは「マーケティング・リサーチ」という準備が何よりも必要なことであり、そしてそれを自覚し、イメージしてみること。真剣に考えてみることです。
当社では一度お会いさせていただければ、みなさまのご要望を親身にお聞きいたします。
そしてその背景をくみ取らせていただき、考えを共有し、みなさまにとって最善のご提案ができるよう常に考えております。
それこそが「店舗紹介専門店」として数多くのお客様に携わらせていただいている当社の強みにもなっているのです。
どんな些細なことでも構いません。是非ご相談くださいませ。
早期撤退に追い込まれない、繁盛する店舗運営を目指しましょう! -
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