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不動産の仲介業者の選び方、 どう選べばいいのかわからない!
#仲介業者の選び方2020.03.13
自分のお店を開業したい!と思ったら、まず重要になるのが仲介業者の選び方です。
■不動産業者はどこも一緒だと思っていませんか?
一口に「不動産業者」といっても、住居不動産売買仲介・住居不動産賃貸仲介・店舗賃貸仲介・オフィス賃貸仲介・マンションディベロッパー・建売業者・投資マンション販売業者など専門はそれぞれです。お客様からすれば「不動産」という「ひとくくり」で、どの不動産業者に相談してもプロとしての返答を期待されると思いますが、実際は専門の内容以外は知識がなく、扱いきれないことがほとんどです。
■まずは不動産業者の種類や特徴を知りましょう。
例えば投資マンション販売の会社は、投資としてのマンション購入を考えていらっしゃるお客様をターゲットに毎日営業していますので、実際に住居として購入されたい方のローンであったり、立地・環境などは不明な点が多く、満足できるご案内はできないでしょう。また、住居の賃貸をおこなっている仲介業者はどうでしょうか?住む場所・賃料相場等の知識については長けていますが、店舗については知識がなく、断られることもしばしばです。
■選んだ仲介業者が専門外だった場合、対応に違いは出るでしょうか?
もちろん、大きく違ってきます。
「不動産」の仲介業者であれば専門外だとしても、お客様の対応は可能です。
「仲介手数料が欲しい」等の理由で、お客様を逃がすまいとする仲介業者も実際に存在します。
でも、もしそういう専門外の仲介業者に当たってしまった場合、対応はどのように変わるでしょうか?①お客様の要望したことしかしない
専門外なので、当然知識は少なく、業者側からの提案は少なくなります。エリア・賃料の希望をお客様からお聞きし、近いものがあれば資料を渡していくのみです。お客様の背景・希望によっては、今想定されている条件より良い物件や、違う見方をすることで新たな物件に巡り合える場合も当然あります。お客様にとっては選択肢が増えることになるのです。ですが、専門外業者にはそういう提案ができません。
理想的な物件探しとは、仲介業者とお客様が二人三脚で行うものです。一方通行な対応だけでは、お客様は「物足りない」と不満を感じてしまうことでしょう。②手続きが遅い・手際が悪い
専門外の仲介業者は店舗の契約に不慣れなため、勝手がわからず手間取ってしまったり、お申込み・ご契約・お引渡し等の手続きがうまくいかないケースが出てきます。場合によってはオーナー様といざこざになり、お客様が不愉快な思いをするケースもあるかもしれません。③競合する物件だと競争に負けてしまう
不動産の仲介業者は数多く存在しますので、同時期に同じ物件を狙っていることもしばしばです。良い店舗物件になると、申し込みが競合することも珍しくありません。どなたに貸されるか、それはオーナー様の判断となります。お客様の営業形態・希望・実績などを考慮した上で、オーナー様が決めるのです。その際に、オーナー様との交渉をいかに進めるか、どのように話を持っていくかで、希少な物件を契約できるかどうかの分かれ道となります。仲介業者の腕の見せ所ともいえる交渉の場で、専門外の業者が勝てるでしょうか?勝てる見込みが少ないのは当然のことと言えるでしょう。希望条件に合う店舗を見つけたい。気に入った場所で開業したい。それを可能にする早道は、まずは、店舗物件に強い仲介業者を見つけること。それが一番重要です。では、そういう仲介業者を見つける方法は?
■店舗物件に強い仲介業者を探しましょう。
基本的には「不動産屋」の中でも店舗の賃貸仲介を専門に行っている業者をお選びください。店舗物件の仲介で必要な情報というのは、物件の立地環境・集客想定顧客・想定単価・需要・内装などであり、それらはやはり専門に扱っていないと得ることができない、お客様に提案することができない知識です。店舗物件専門の仲介業者なら、上記のような知識が豊富にあるため経験に基づく提案・進行ができることは勿論のこと、お客様の手間や負担も減り、より良い物件を契約できる確率が上がります。また、契約後には、店舗の内装や外装、ネット関係など様々な手続きのお手伝いもできますので開業までのスケジュールがスムーズになりやすいのもメリットです。
■実際にその仲介業者・担当者と会ってみることが大切です。
「良さそうだな」と思う仲介業者を見つけたら、まずは実際に担当者に会ってみることが大切です。会って話してみることでその会社が信用できるか、考え方を共有できるか、自分と合うかどうかを確かめてください。一方、担当者もお客様と実際にお会いすることでその方のご希望等がより把握できるためより良い提案につながります。店舗物件の流通は早く、すぐに申込が入ることが多々あります。インターネットが盛んとなり、多くのお客様がネット上で情報を入手されていることでしょう。ですが、ネットには実際には募集が終わっている「制約済物件」があるのも事実です。ネットの情報だけを頼りにしてはいけません。
まずは、担当者に会うこと。
店舗の知識があるか、情報を持っているか、質問に真摯に答えてくれるか。実際に話をしてみて、見極めることが重要です。
店舗開業というのは事業として行っていくものであり、その方の人生にも係ってくるものです。
住居を決めるより、より慎重に良い物件を探すことが必要であると当社は考えます。
大事な物件探しをするにあたり、最初の手間を惜しんではいけません。
良い不動産屋を探すことは成功につながる大きな第一歩となります。 -
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